皆さんこんにちは
株式会社フジイの更新担当の中西です。
~変化するお客様のニーズにどう応える?~
工業用プラスチック製品は、私たちが普段目にする機会はそれほど多くありません。
しかし実際には、
製造設備。
半導体関連装置。
食品機械。
物流設備。
産業機械。
電気・電子機器。
さまざまな分野で使用されています。
ギア。
ローラー。
ガイド。
カバー。
スペーサー。
治具。
絶縁部品。
一口に工業用プラスチック製品といっても、形状や用途はさまざまです。
そして現在では、お客様から求められる内容もより細かく、多様になっています。
「一個だけ試作してほしい」
「図面通りの寸法で加工してほしい」
「金属から樹脂へ変更したい」
「既存部品と同じものを製作したい」
「短納期で対応してほしい」
こうしたご要望へ応えるためには、ただプラスチックを加工するだけではなく、用途や材料、精度、納期まで考えた対応力が必要です。✅
目次
工業用プラスチック製品では、同じ形状でも使用環境によって適した材料が異なります。
機械の中で動く部品。
薬品に触れる場所。
高い温度になる場所。
食品に関係する設備。
水分の多い場所。
電気を扱う設備。
だからこそ、最初に大切なのは、
何に使用するのか。
どんな環境なのか。
どんな役割を持つ部品なのか。
を確認することです。✅
図面に書かれている形だけを見るのではなく、その製品が実際に使われる現場まで考えることで、より適切なものづくりにつながります。
プラスチックには多くの種類があります。
それぞれ、
耐摩耗性。
耐薬品性。
耐熱性。
滑りやすさ。
強度。
絶縁性。
特徴が異なります。
何でも同じ材料でつくれるわけではありません。
使用目的に合った材料を選ぶことが重要です。✅
「以前からこの材料だから」
だけではなく、用途や条件を確認しながら検討することで、より使いやすい製品につながる場合があります。
設備部品では、もともと金属で使用されていた部品を樹脂へ変更したいというご相談をいただくことがあります。
軽量化したい。
サビを避けたい。
金属同士の接触を減らしたい。
摺動性を考えたい。
さまざまな理由があります。
ただし、
金属の形をそのまま樹脂にすればいい。
とは限りません。
樹脂には樹脂の性質があります。
使用条件を確認しながら、材料や形状を考えることが大切です。✅
新しい機械や設備を開発するときには、
まず一個つくって確認したい。
ということがあります。
寸法は合うのか。
設備へ取り付けられるのか。
実際に動かしたときに問題はないか。
試作を通して確認します。
量産前に問題点を見つけることができれば、後工程の手戻りを減らすことにもつながります。✅
少量だから対応できない。
ではなく、一個の試作から次の製品開発へつなげることも工業用プラスチック製造の大切な役割です。
製造現場では、同じ部品を大量に使用するだけではありません。
設備ごとに形が違う。
数個だけ交換したい。
特定の機械でしか使用しない。
多品種・小ロットのご依頼もあります。
そのため、
品番。
材料。
寸法。
数量。
加工方法。
一つずつ正確に管理することが重要です。✅
数量が少ないからこそ、一個の加工ミスが納期へ大きく影響することもあります。
図面は製品製作に欠かせない大切な情報です。
しかし、実際に加工する中では、
この形状は工具が入りにくい。
この寸法は加工順序を考える必要がある。
この部分は変形へ注意が必要。
図面だけでは分からないことがあります。
その場合には、お客様の求める機能を理解しながら加工方法を考えます。✅
図面の意図を読み取ることも技術の一つです。
設備に組み込まれる部品では、
穴位置。
外径。
厚み。
溝幅。
わずかな違いでも取り付けに影響することがあります。
加工後には測定を行い、図面で指定された寸法になっているか確認します。✅
作ったから完成。
ではありません。
測る。
確認する。
必要に応じて調整する。
安定した品質には検査まで含めた工程管理が欠かせません。
設備が止まった。
部品が破損した。
交換部品が必要。
製造現場では急ぎのご相談をいただくこともあります。☎
その場合、
材料はあるのか。
機械の予定。
加工時間。
他の案件との工程。
確認しながら対応を考えます。
ただ急ぐだけで品質を落としてしまっては意味がありません。
品質を守りながら、できるだけ早く届けるための段取りが重要です。✅
古い設備の場合、
図面が残っていない。
メーカーから部品が供給されない。
というケースがあります。
そこで、
今使用している部品を参考にできませんか。
とご相談いただくことがあります。
現物を確認する。
寸法を測る。
形状を確認する。
使用条件を伺う。
情報を集めながら製作可能か検討します。✅
長年使用してきた設備を使い続けるためのサポートにつながる仕事です。♻
工業部品では寸法が最優先になることが多いですが、
バリ。
傷。
角。
仕上がり。
使用する人が扱いやすい状態にすることも重要です。
機械から外しただけで完成ではありません。
必要な仕上げを行い、最終確認します。✅
小さな手間が製品全体の品質につながります。
一回だけ良い製品をつくればよいわけではありません。
追加注文。
交換部品。
量産。
同じ製品を再び製作することがあります。
前回と同じ材料。
同じ加工。
同じ精度。
安定して製作できることが重要です。✅
そのために加工条件や注意点を記録し、次回へつなげていきます。
「こんなものを樹脂でつくれませんか?」
図面が完成していない段階でご相談いただく場合もあります。
どんな用途なのか。
どこが困っているのか。
どんな形が必要なのか。
お話を伺いながら考えます。
製造するだけではなく、お客様の課題を形へ変えるサポートも大切です。✅
プラスチック加工では、材料から部品を削り出すことで端材や切粉が発生します。
材料の取り方。
加工方法。
無駄を減らせないか考えることも大切です。♻
品質を最優先しながら、できるだけ効率良く材料を使用する。
製造業として環境への意識を持つことも、これからますます重要になります。
工業用プラスチック製品は、完成した機械の中に組み込まれると見えなくなるものも多くあります。
しかし、
一つのガイド。
一つのローラー。
一つのスペーサー。
それぞれが設備を動かすために必要な部品です。⭐
私たちの仕事は、プラスチックを削ることだけではありません。
お客様の設備や製造現場が安定して動くために必要な部品をつくることです。
これからも変化するお客様のニーズを丁寧に伺いながら、材料・精度・納期・品質のすべてに向き合い、「困ったときに相談できる」と思っていただける工業用プラスチック製品製造を続けていきたいと思います。✨