-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
皆さんこんにちは
株式会社フジイの更新担当の中西です。
~新人が伸びる現場、辞める現場~
工業用プラスチック製品製造では、覚えることがたくさんあります。
図面の見方、材料の違い、機械の扱い方、測定方法、仕上げ、品質確認など、最初からすべて理解できる人はいません。✅
だからこそ、新人が成長できるかどうかは、本人の努力だけでなく、現場の教え方にも大きく左右されます。
今回は、新人が安心して技術を身につけられる製造現場について考えてみます。
新人には、まず自分たちがつくっている製品が何に使われるのかを伝えることが大切です。
工業用プラスチック製品は、さまざまな機械や設備を支える部品として使われることがあります。
自分が加工したものが、その先のものづくりを支えていると分かれば、仕事への意識も変わります。✅
最初から一つの加工だけを繰り返させるのではなく、注文から材料準備、加工、測定、仕上げ、出荷までの流れを説明することが大切です。✅
全体が分かれば、目の前の作業がどこにつながっているのか理解しやすくなります。
工業用プラスチックには、さまざまな種類があります。
新人にいきなり全部覚えてもらうのではなく、よく使う材料から少しずつ説明することが大切です。✅
名称だけでなく、「なぜこの製品にこの材料を使うのか」という考え方まで伝えることで理解が深まります。
図面を見慣れていない新人にとって、線や数字だけを見て完成形を想像することは簡単ではありません。
だからこそ、実際の製品と図面を見比べながら説明することが大切です。✅
繰り返すうちに、少しずつ図面から形をイメージできるようになります。
新人には、測定機器の使い方だけでなく、なぜその寸法を確認する必要があるのかを教えることが大切です。
数字を読むだけではなく、その確認が品質につながっていることを理解してもらいます。✅
目的が分かることで、確認作業への意識も変わります。
経験者は、材料を見たり加工音を聞いたりしながら、さまざまなことを判断しています。
しかし、新人には、何を見て判断しているのか分かりません。
だからこそ、「ここを確認している」「この状態だから一度見直す」と、判断の理由を言葉にすることが大切です。✅
新人にベテランと同じ加工スピードを求めると、確認を省いたり、分からないまま作業を進めたりすることがあります。⚠
最初は速さよりも、正しく確認しながら作業することを優先します。
基本が身についた後で、少しずつ効率を高めてもらうことが大切です。
材料の確認、加工前の準備、簡単な測定など、できる仕事から任せていきます。
先輩がすべて行ってしまうのではなく、自分で考えて動ける場面を少しずつ増やすことが大切です。✅
任された仕事を終えた経験が、自信につながります。
新人は、失敗すると怒られると思い、言い出しにくくなることがあります。
しかし、製造現場では、間違いを隠す方が大きな問題につながります。
「違和感があったらすぐ言っていい」と日頃から伝えることが大切です。✅
分からないことを質問したときに、
「前にも言っただろう」
と強く言われ続けると、新人は質問しなくなります。
しかし、分からないまま加工する方が危険です。
質問を受けたら、答えだけでなく理由まで説明することが成長につながります。☺
寸法を間違えた、材料を取り違えそうになったなど、失敗が起きることもあります。
そのときに叱るだけではなく、なぜ起きたのかを一緒に考えることが大切です。✅
確認方法が分かりにくかったのか、材料表示が見づらかったのかによって、改善方法も変わります。
工具の片付けや切りくずの清掃を、新人だけが行う雑用にしてはいけません。
作業環境を整え、製品の取り違えや道具の紛失を防ぐための大切な仕事だと伝えることが重要です。✅
先輩自身が丁寧に整理する姿を見せることも大切です。
新人には、基準となる仕上がりを見てもらうことが大切です。
「これが良い製品」と言葉で説明するだけでなく、実物を見ながらどこを確認するのかを伝えることで理解しやすくなります。✅
自分の加工が終われば良いのではなく、その後に検査や仕上げを行う人がいます。
次の人が扱いやすい状態で渡すことも品質の一部だと教えることが大切です。✅
製造は一人ではなく、工程全体で完成させる仕事です。
新人自身は、毎日の変化に気づきにくいものです。
「前より図面を読むのが早くなった」「測定を自分で確認できるようになった」と具体的に伝えることで、自信につながります。☺
製造業は、覚えることが多く、慣れるまで時間がかかります。
しかし、新人が辞める理由は仕事の難しさだけではありません。
何を覚えれば良いのか分からない、質問しにくい、成長しても認めてもらえない。
そんな環境では、仕事を続けたい気持ちも薄れてしまいます。
工業用プラスチック製品製造の技術は、一日で身につくものではありません。
図面を見て、材料を知り、加工を経験し、測定し、失敗から学びながら少しずつ身につきます。✅
だからこそ、新人を焦らせず、質問できる環境をつくり、一つずつ仕事を任せることが大切です。
私たちも、新しい仲間が安心して成長できる現場をつくりながら、ものづくりの技術を次の世代へつないでいきます。✨